損小利大でも、損大利小でも、構いません。大切なのはご自身が用意された軍資金、口座資金が売買の繰り返しによって増えていれば良いのです。
損切りも同じことからです。損切りがあっても、口座資金額が右肩上がり傾向であれば良いのです。
個々の勝負には負けても、試合では勝つ。個々の売買では負けることがあっても、年間通しての売買では勝つ。負けるのであれば大負けではなく、次のために、小負けで今回は負けておきましょうという解釈をお願いしたいです。この玉は負けだけれど、この玉では大勝ちで差し引きして、勝ち。そのような玉操作を含め、解釈いただいても結構でございます。
1勝9敗で大勝。9勝1敗で大敗。相場ではあるあるです。
トレンドのないとか、あるとか、これも主観的要素が強く含まれるものであったりしますので、トレンドという捉え方からではなくて、既知である明確な価格、市場参加者が認識し、意識している価格が在るのですから、それを利用しての売買を考えてみようというシナリオ、お話です。
移動平均線にしても、パラメーターとする値はメジャーな値でも良いし、売買当事者が好むパラメーター値でも良いとするのが当方の立場ですので、そうした移動平均線を用いたトレンドのある、ない、においての判断であっても、同じ価格であってもパラメーター値によって判断は変るものでありますから、当方が規定できるものではありません。一般的な見方は記しておりますが、売買当事者自身のご判断になります。
ですから、損小利大、損切りの徹底、トレンドのないところでは入らないという読後感想をお持ちになられるのは全く構わないのですが、それらは売買当事者自身のお決まり事の類であって、書中内容を批評したものではないと言えます。
また、Kindle版、商品の説明、内容紹介において、ローソク足についてのうんぬんものではないと明記しております。
但し、書中、売買ポイントとして活用いただきたい足図は記してあります。既知である価格と今の価格から、売買当事者にとって、割に合う売買、割りに合わない売買の選択を行う目安を図したものでもあります。
その足図の利用は、現在進行中の足だけではなくて、複数の足の並びを考慮する見方としますと、状況においては、五法の派生版と言えなくもないです。売買当事者自身の利用、活用、捉え方次第です。
単足で見るのか、複数足で見るのか。終値重視で見るのか、高値安値重視で見るのか。これらも売買当事者の読みや好み(スタイル)や値動き状況によるものです。ティック足で見るのか、分足で見るのか、時間足で見るのか。日足、週足、月足を加味するのか、しないのか。そうしたことも同じです。売買当事者次第です。
少なくとも、五法うんぬんは別にして、ローソク足の見方について全く触れていないということはありません。既知である4本値を利用した内容ですから。
スキャの参考として、Bob Volman氏を挙げておられます。
お読みになられたから、良いとして挙げておられるのだと思いますが、そうであるなら、原書の方をオススメとして明記いただきたいところです。当方は原書支持です。実際にトレードをしている人間でないと、分かりにくいところが和訳版にはあるからです。Volman氏の著作レビューに似たようなことを指摘されているレビューがあったと思います。参考まで。
タイトル、表紙から期待、想定されたものではなかった。このことについて、お詫び申し上げます。
しかしながら、繰り返しになりますけれど、タイトルにローソク足という言葉は用いておらず、内容紹介においても、ローソク足うんぬんものではないと明記していることへの理解はいただきたく思います。
売買当事者としての見解を確立いただきたいのです。単なるHowToものではございません。
相場における売買は簡単に考えることも出来るし、いくらでも複雑に考えることも出来ます。ウンチク増えて口座資金も増えれば良いのですが、そうではない場合が大変に多いのです。
今後も様々な情報を手にされることだと思いますけれど、参考は参考として、1年、2年、数年と相場と関わり続けるのであれば、自分に合う売買の構築を最優先されることの方が大切と思います。口座に用意できる資金額もそれぞれ様々でございますので。
情報に振り回されることのないよう、注意くださいね。一年後なり、二年後なり、もう少し売買経験を積まれてから、再度の批評をいだだけたらと思っています。その程度の期間であれば、まだ、生きていると思いますので(笑)
レビューいただいた方には気付いてもらえないかもしれないですが、お返事しているということにします。おわり。
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