IなりNの小話 相場のそもそも論

「IなりNの小話」「売買領域とInariNと値動き」「線と価格」 各Kindle版。
「InarN Basic_Plus」「InariN SP」 各Metatrader4版。
答え合せができる売買の参考例。

2018年2月16日金曜日

トレンド

一般に指摘されるトレンドです。上でも下でも構わないのですが、通常、トレンドは続くものという考えですから、そうしたトレンドであるという意識が高まれば、市場参加者の多くが長期のチャートを確認する回数が増えてくるものです。時間足メインであっても日足、週足、月足、年足などと時間軸の大きい足のチャート確認を行う回数が増えるものです。

デイトレード、スキャルといった売買がメインであっても、トレンドが続けば続くほどに、長期足チャートが市場参加者の重要確認用として意識されるものだと知っていれば、短期足チャートから得た自分勝手な予想(もう上げ止まるだろう、もう下げ止まるだろう、など)からの方向に建ててしまう悪い癖が、少しは緩和されるのではないでしょうか。

大雑把な分け方ですが、スキャルにしても、純粋に短時間の足(ティック、秒足、分足など)のみを利用する方と、週足や日足の要素(≒事実)をベースに短時間足の要素を照らし合わせる方とに分けられます。どっちが自分にとって良いのか。よく考えてみてください。

チャートを解説した書籍はたくさんあります。手を伸ばせば届くところにそうした書籍があるのであれば、一度、解説されているその銘柄の長期足チャートを確認されてみてください。テクニカルの説明、解説としては良い例としても、明らかに、長期の足からすれば、反対方向に建てることを指摘しているといったことがあります。そうしたことを確認され踏まえた上で、その解説を参考にされるのが良いと思います。

楽しい週末でありますように。

お買い物

通販サイトのレビューを素直に受け取ってしまい、ろくでもない商品を購入したことがあります。以後、全ての商品を対象としているのではありませんが、レビューされた方のレビュー履歴を確かめることができるサイトを利用することにしました。また、商品レビューされているその総数の2割が「サクラちゃん」と判断できた商品は買わないようにしました。自作自演の匂いがするのも同じ扱いです。こういうのって、時間が経てば誰でも分かるようになってくるものですから、サクラちゃんは卒業して、まともなコメントなりレビューをなされるように切り替えた方が自身の為にも良いと思いますよ。

時間が経てば分かるようになる。これは相場においても同じですよね。しばらくして、あの足はトレンドへのきっかけだった。良くあることだと思います。

今の状況を認識するには事実が必要です。ひとつだけの事実で良い場合もあれば、複数の事実が必要となる場合もあります。通常、ひとつだけとか数の少ない方が状況を認識するまでに要する時間は短いものです。ひとつだけ、としても、事実として不明確な場合は待つしかないです(笑)

状況を状況たらしめる事実。どんな事実があなたの売買にとって必要なのですか。考えたことがないのであれば考えてみてください。

高値、安値ですか。終値ですか。分足の、ですか。それとも、時間足の、ですか。日足や週足の、ですか。n期間の移動平均線ですか。DailyPivot値ですか。n期間のRSI値ですか。それとも、コメンテーター、アナリストの......ですか。

一般的であろう事実。テクニカルからの事実。そうしたものも良いですが、あなたが行う売買にとって、必要な事実は何ですか。あなたが必要とする事実、或いは、活用しようとする事実は何ですか。

一貫性、状況、認識、事実などなど、一般的な意味合いだけではなく、言葉を自分のものへと昇華できていますか。

状況認識に関わる一般的な事実(≒要素)のいくつかは以前にも記しております。後は、自らの口座資金を考慮しつつも、それらの事実をどのように自分のものとして活用するのかを考えていただきたい。あなたが本来的に持っている能力(≒独力)を存分に発揮いただきたい。素晴らしい過程を経験できますように。

2018年2月15日木曜日

ひとつの安全策。流動性。

「生き残れ。儲けるのはそれからだ」
ジョージソロス氏

彼は次のことも話しています。
「ゲームのルールが変る時、そこに注目している」
ルールが変る時=儲けるチャンス≒退場者続出≒新規流入活況
と言うことですね。

ルールがどのように変るのか。これを知っている方々は事情に精通した人間ですね。普通の方々においては、そうした情報に直接触れることは一切ありません。当然です。インサイドもの、ですから(笑) ルールがこのように変るから、こう動くようになる。そういうシナリオを事前に知っているんですな。また、そうなるように仕掛けるんですな。それだけの資金、力を有しているものですから。

どっかでドンパチ始まればインフラ破壊。政権交代。銀行含むお金の制度も以前とは異なるものへと変るものです。新たな政府は新たな税制含めた仕組みの中で、残存する国民、一般市民、企業、会社を活用し、新たな仕組みの拡大、強化を行うことになりますが、大元の意向により、次回のドンパチの為に、ドンパチとなる火種は絶やさずに目立たぬように残す。或いは、火種を影に仕込んで育成することになる。乱暴な言い方ですが、そのような流れの連続ですね。

個人が相場に関わるのであれば、流動性の高い銘柄(≒商品)を売買対象にすることが、ひとつの安全策です。どうしようもないシステム障害なんかもありますけれど、買いたい時に買いたい価格で買いたい量が買えないとか、売りたい時に売りたい価格で売りたい量を売れないというのは困りものです。ヘッジ策うんぬん前に、生き残れない可能性を自ら増大させたくないのであれば、有効策のひとつとして、動意性も大事なことですが、流動性の大小を考慮すべきとしたいですね。売り買いの玉がそれなりに豊富にあるというのが大事なこと。スカスカだと、とんでもないところで約定されたりするでしょ。

仮想通貨の出現により新たなルールが確立、強化される移行期。今はその時期に該当すると考えて間違いないでしょう。関係ないと思われるかもしれませんが、布石のひとつとしてスマートフォンの世界的な普及も挙げることができましょう。横道ですが、アップルはリンゴを噛んでいるし、アンドロイドは角を出しているし、どっちも本質的には同じなんだと思いますがね。現状の仮想通貨というのは価格操作し易いと言いますか、暴落させ易い仕組みを取り入れてあるのが元々のものだと思いますね。これまでにない速度で落とせるのですから、プログラム売買の独壇場になっているのではないかな。各種メディアも用いて宣伝し、流行を醸し出し、みんなにちょこちょこ買わせて価格を上げ、レバレッジを加味してさらに吊り上げて、新規の買い手が続々とは現れない程に行き渡ったところで、一部の大量ホルダーが動けば瞬時に奈落の底へと案内されて(笑)、絶望感漂う中、反転する。一攫千金。それも良いですが、こんな仕組みのものに命まで取られるのは馬鹿馬鹿しいでしょ。通貨統合の実験としてのユーロ。それを踏まえた上でのデジタル通貨。会社で言えばM&Aが繰り返されるも、国家を越え、粛々と、統合化、ひとつへと進んで行くのでしょうな。

買いとしたが売りに。売りとしたが買いに。変化に対して(各種イベント、要人発言、新たな商品ができたり、市場への資金流入、市場からの流失、消失、現金化、物品化、大きな暴騰、暴落含む値動きなど)臨機応変に臨みたいものです。拘るものは買いでも売りでもなく、自らの口座資金です。用意した資金が増えていれば良いのです。価格の高過ぎるとか、安過ぎるとか、もう上げ止まるだろうとか、下げ止まるだろうとか、ウンチク分析、ローソク足含めたテクニカル分析も結構でございますが、トレーダーが評価すべきは価格の上下ではなくて、トレーダー自らの売買です。覚えておきたいものです。

「儲けられたなら、自らのシナリオ以上に欲張るな」
勝ち逃げが最高です(笑)
考え方を変えることにおいての一貫性を大切にしたいものです。第三者からの視点では単なる気分屋、お天気屋だと解されてしまいましょうがね(笑)

2018年2月4日日曜日

2017年2月2日(金)

金曜日の動きです。ドル円だけですが、5分足と30分足。各一枚を以下に。

665ドルの下げでも666ドルの下げでも構いませんが、シグナル、シンボル、これもどっちでも構いませんが、印象付けるかのように報道されていますね。

逃げるが勝ち。いつでも逃げられますか(笑) 分からないものを相手にするのであれば、尚更に、逃げる準備も大切ですよ。状況が良くなれば、その後に、また入り直すこともできますよ。

信じる 信じない

ちょっとした変化を感じています。以前は非常に毛嫌いしていました。

何かあれば、或いは、事あるごとに、信じる信じないはあなたの選択ですとか、あなたの自由ですとか。そうした言い方をする人や、書き方をされる内容そのものに嫌悪感を持っていました。

ここ日本では生きている人間ですら神様にします。経営の神様とか、野球の神様とか、相場の神様とか。

日本だけではないですが、宗教というのも曲解させるように意味付けされてきたように思います。そうした影響を受けたくなかったので、意識的に距離を置くようにしていました。漢字にしても、信じる者「信者」で「儲ける」と。それに気付いた時には尚更に警戒心が高まりました(笑)

ところが、聖書に触れてみて(全然分かっていない段階であることに了解いただきたいのですが)気持ちの在りようが変ってきたのです。

ヨハネ 第一 4:19
神が愛してくださったのであるから、人は愛せるのだよ。

とあります。これを:
神が信じておられるのであるから、人は信じるのだよ。

苦しい時の神頼み。では、ないですが「あー、神様!」というような瞬間ってありますよね。神様という言葉を知らなくても「あー、......!」とお願いというか、お祈りというか、叫びというか。そうした思いを発した瞬間を経験としてお持ちのある方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。それは、人の始まりからして、神と人はつながっているからではないかと思うようになったのです。そのつながりは、この世のサタンの力により、人は感じることさえも困難極まるものになったので、神はジーザスを人の為にお遣いにされた。ジーザスを通して、そのつながりを人に思い出させる為であり、神の意志を正しく人へと伝える為に、ジーザスはお勤めをされた。また、神の意志でもありジーザスの意志でもあるその意志を引き継ぎ、人である使途たちも尽くされた。

幼き頃、神様という言葉も知らなかった頃に「あー、......!」と思いを発したことがあります。住まい近くの通りにて、弟が自動車に轢かれそうになったのです。

道路上、両手で顔を覆う弟。連れ戻しに行くのも間に合わない。もうダメだと、耐えられなくなって、目をつむり「あー、.....!」と。弟も、その瞬間に「あー、......!」と発したに違いないでしょう。

急ブレーキによるスキール音が聞こえ、弟は轢かれてしまった。そう思ったのですが、目を開けたら、弟は両手で顔を覆いながら立っていました。まるで自動車が弟をすり抜けたかのようでした。目を閉じたので、本当のところは分かりません。自動車を運転していた方がブレーキにハンドル操作で衝突回避をしてくれたのが本当のところなのでしょうが、弟を助けていただいたことに違いはありません。また、私も、同じように、助けられたのです。もしあの時に、弟が轢かれていたら、以後の私はおかしくなっていたに違いないでしょうから。自動車の運転をされていた方も、同じだと思います。弟や私や運転されていた方だけではなく、それぞれの家族を含め、みんなを助けていただいた。間違いのないことです。

見返りのない思い、叫びをお聞き入れくださったのだ。今はそのような解釈ができるようになりました。聖書のどこかに、度々、子供のようでなければならないといった箇所があると思います。子供のようにとあるのは、恐らく、天秤にかけるとか、損得とか、見返りを求めるものからの思いや叫びであってはならないという意味もあるのではないかと。そう思うようになりました。

神は人を(みんなを)愛していることから、隣人を愛せよ、というのも全くのその通りのことでありますから、そのことを考慮しないでの、こっちは良いけど、あっちは悪いというような、単純な発信者側の都合に寄るものに振り回されないように注意したいものです。

相場においてのエッジは、得たものを自らの力(独力)で昇華させ、自分で見付けるものです。ヒント(得られるもの)は既にたくさんあります。手法というのもそうしたもののひとつです。しかしながら、母集団からの分析による解析、解釈はできても、今、現時点で直面している個々の売買評価をどう行うのかについては難しい場合があります。例外、想定外というのがそうした例になりますが、バンドの2σ、3σを突破した動きを想像してもらっても構わないですが、そうした想定外の値動きが展開されている最中の売買においても、自らが自らの売買を評価できる、分析、解析ができる考え方を持っていれば大変に心強いものです。単に、儲かるとか、儲けるとかいうことだけにしか考えが及ばないのであれば、退場へとマッシグラです。そうならない幸運な方も確かにいらっしゃいますが、ほんのひと握りであって、そうした幸運によって得た富を幸運のままに維持できる方はさらにひと握りです。幸運であったものを、結局は、不運の種に変えてしまった方が大勢いるということ。このことを覚えていてくださいね。お祈りトレードは無効ものですよ。

あなたの実践されている売買は、本当に、今のあなたに似合ったものですか?

小型軽量小回りに有利なフレームに、どーんとクソ重くて反応の鈍い大型エンジンを載せようとはしていませんか?

夢は寝ている時に見てください。相場と長く付き合うつもりであれば、よーく考えてみてください。おわり。

仮想通貨(暗号通貨)の感想

以前、ご質問いただいた方にも「感想です」ということで、昨今の仮想通貨(≒暗号通貨)に関してのお返事をしたことを記します。

インサイダー側なりそうした情報を含め入手できる方、百戦錬磨、玄人、プロ、仕掛けの方、彼らは希望を売りに出します。それを喜んで買うのは圧倒的大多数である素人の方、初級者、初学者、アマちゃんたちです。このことが非常に良く分るのが、仮想通貨の動き方だったのではないでしょうか。為替売買でもあったよね。扱い業者が増えたとか、メディアが取り上げる機会が増えたとか、本屋さんでそうした関連の書籍が増えたとか、興味も無かった方々が目覚めてきたり、そうした関連のブログなり何なりが急に増えてきたりすると、およそその頃がピークとなる場合が多いです。レバレッジを効かせると角度が急になるものですから、逃げ遅れると大変です。申告済ませた後に、大暴落となると、税金どうすんのよってなりますもんね。

受身を知らない方に投げ技を教えてはいけません。負け方を知らない方に勝ち方を教えるのは大変に危険な場合があります。

ここ最近はビット戦ですから(笑)、瞬時に入って来るし、出て行けます。あちらこちらと市場を巡るのか。盛り返すのか。とりあえずの現金化に向うのか。おもしろいね。為替だけでなく、商品、株式、債モノ、金利モノ、不動産モノ、いろいろ見てください。仮想通貨も加わって、トリプル安どころではない状態へ陥ることも十分にあり得るのですから。

落ちるものは落ち止まるまで待ちましょうね。金利が暴騰するような事態にならなければ良いのですがね。

007のスカイフォール、SPECTREと過去に見ました。最近問題になってる1995年以降のIntel製CPUに関わる脆弱性とダブっていろいろ考えてしまいます(笑) 脆弱性とか言ってるけど、消費者というか、まともな使用者側からすれば、あれは欠陥品とするのが正しいのではねーだろーか。

古物商においては盗品モノはダメということになってるけど、仮想通貨は実際のところ野放し状態だね。その方が良いのかもしれないけれど。