IなりNの小話 相場のそもそも論

「IなりNの小話」「売買領域とInariNと値動き」「線と価格」 各Kindle版。
「InarN Basic_Plus」「InariN SP」 各Metatrader4版。
答え合せができる売買の参考例。

2016年12月23日金曜日

シグナル足

シグナル足についての解釈は様々でありますが、要するに、流れ(≒勢い≒トレンド)の継続なのか、転換反転なのか、という判断を行うきっかけとなるものです。ですから、売買を行うのであれば、先ずはシグナル足に気付くことが重要となります。その次に、その足は流れの継続を示唆するものなのか、転換反転を示唆するものなのか、という意識で観察することになります。観察の結果(≒状況により異なることもありますが、汎用的な捉え方として、例えば、それらしきシグナル足が姿を現し、終値が確定した時点)でもって、解釈、判断を行うとなります。当然、分からないと判断することもありますし、継続である、否、転換反転である、と判断することもあります。分からない、或いは、もう少し様子を見る、観察するという判断であれば、待つという作戦(≒お休み作戦)を実行することになりますし、継続が買いであれば買いの作戦、転換反転が売りであれば売りの作戦を開始するとなります。

「IなりNの小話」においても「売買領域とInariNと値動き」においても記しておりますが、そうした足が現れる価格(≒価格帯)は明確なのですから、注目しておきましょう。

(追記: どこにでも現れるものですがそれだとダマシに遇う回数が多くなってしまうものですから、騙される回数そのものを減らそうとするのであれば、注目する価格は「明確」なのですから、という意味です。ごめんなさい)

 それを含んだ上で、今の状況はどうなのかということをチャートを使って目視確認を行うことになります。このチャートを用いての目視確認に自らの「i0」を落とし込むことをなされてください。それが値幅測定につながります。手順を間違えないでください。相互に密接関係し合うものですが、先ずは自らの「i0」ありきです。それから、測定という順番です。

チャートを用いた目視確認は大きい時間軸からが順番になります。「スキャルパーに4時間足、日足は関係ないゼ」 それはそれで結構でございます。必要以上の情報は要らないと割り切ることも大切なことですから。当方も10pipsまでを狙う売買であれば、売買を行う時間帯にもよりますが、そのような割り切り方をする場合もあります。どのような売買、いかほどの値幅を獲得する売買を行うのかによって、目視確認の仕方も様々となりますが、値幅が以前よりも収縮傾向が鮮明であり、狭い値幅での上下運動が続いているのであれば、それは注目しておくべき状況です。上か下か、それは分からないけれど、いずれ、どちらかに動くのですから。動くという時点に関しても、およその目安があることを上記2点の電子書籍に記しておりますが、目安であって絶対ではありません。しかしながら注目する価値はあるということです。

時点(≒時期)についてのことは控えますが、状況を取りあえずは大雑把に掴んでみることです。どんな線でも構わないですが、例えば、目に付く高値と高値を結んだ線、それから、目に付く安値と安値を結んだ線を引いてみたとします。それらの線を眺めてみると、角度は鋭いの緩いのありますが、先が収縮する三角形の傾向、先が拡大する三角形の傾向、或いは、上下幅の大中小ありますが、ほぼ平行となっているものでしょう。こうした大雑把な状況を把握して、当日に売買を行うための注目する価格(価格帯)を加味して、現れるであろうシグナル足を待ち、シグナル足が出現したのであれば、その解釈を行うという流れになります。解釈というのは売買当事者が狙う獲得pips数によっても異なるものですし、同じとなる場合もあります。同じというのは、市場参加者はたくさんおりますので、たくさんと同じ解釈(=方向)が望ましいとなります。

上記のことをざっくりと整理しますと以下のようになります。

1.自らの「i0」を設定
2.チャートでの状況目視確認(常に、局面、場面、状況描写を意識)
3.シグナル足を待つ構え(値位置、価格+帯、大きくは時期、小さくは時間帯)
4.シグナル足の出現
5.シグナル足の解釈
6.作戦の選択
7.作戦開始(開始以後の戦術変更を含む)
8.作戦終了
9.戦略は具現化できたのかの検証が必要。改善、改良をあれこれ考える

測定は2から5で適宜行うとなります。分かっているものから始めますし、これから分かるものもあるのですから。

ひとつの流れの例です。当方は相場における実際の売買に関してはすでにお休み状態なのですが、電子書籍をお読みになられたことがない方にとってはちんぷんかんぷんかもしれませんが、お時間あるなら、今年の自己の売買を振り返ってみてください。

それでは、良いお年を!

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