このように表現することは、今のご時世に合わないのかもしれませんが、当方には馴染みがありますので使うことにします。
ちょっと問い合わせを、お読みいただいた方からいただきましたので、参考ください。
最初にお断りしておきますが、これは資金管理に関わることなので、あまりあれこれ言いたくないのが本音です。誰にとってもこれだけが有効とするものがないからです。また、秘密にしておきたい管理方法もございます(笑) そのことの理解をいただきたく思います。
1回。
2回=ナンピン
3回=サンピンでここまで
という解釈が大方であり、それで良いと思います。もしくは、以下のようなことも良いと思います。
1回。
2回=ナンピン1
3回=ナンピン2
4回=サンピン1
5回=サンピン2
5回、入る前提です。各1回の建玉、ロット数、トレードサイズの大きさだけに限ってもいろいろと設定できます。
例えば、単に10等分のいくらとして、もう少し単純に割り振ってみますと、以下のようなこともできるでしょう。
1回=試し玉=1/10
2回=逆行用ナンピン=4/10。増し玉1=6/10。増し玉=9/10
3回=逆行用サンピン=5/10。増し玉2=3/10
例では10/10と使い切っていますが、常に10/10を使い切る必要はありません。2回で終えるのも「あり」です。
お分かりいただけると思いますが、2回目、逆行での追加玉と利益上乗せの増し玉とでは玉の質が異なります。これは明確に分けて考えるべきというのが当方の立場です。その明確に分けてという意味はテキストに記しましたように「建て直し」を重要視するからです。建て直しよりも「仕切り直し」の方が分かっていただける言葉になりますでしょうか。ゴルフで言えばパーですね。手数料負け程度、微損、+-0にでもなれば御の字で決済し、改めて新規で入り直す。これが逆行でのお決まりごと。利益上乗せでの順行増し玉であれば利益確定値で決済。もしくは、なんらかの決済お決まりごとに該当しない限り継続です。
もし、ですね、最初の玉が毎度と言えるほどの逆行上手であれば、1回目は試し玉サイズをおすすめします。1/10でもなく、業者さんが扱ってくれる最小売買単位で良いと思います。気楽にいけるとか、どうせうまくいかないからとか、そうしたことからの考えではありません。小さく負けることを含んだ前提にしていると考えてください。ご存知のように例え1本であっても未来の足は分からないのです。かけっこのように「100m先がゴールです」そのように明確ではないのです。ですから、最初の1回目で全力全速全開で始める必要はないのです。分からないということが前提なんですから、慎重になって当然と考えてください。10pipsの移動に要した時間が5秒、そうしたこともあれば数時間かかることもあるのが相場ですから。
逆行になる場合がほとんど。辛いですね。でもね、これはタイミングですから。野球で言えば、ちょっとした空振りです。ピッチャーがボールを投げる前に、バッターであるあなたが、バットを振っている。キャッチャーのミットにボールが届いてから、バッターであるあなたが、バットを振っている。小学低学年での試合でよく見ることができる微笑ましいものです(笑)
ローソク足の数を確かめたり、形成されているであろうレンジの上限下限とシグナル足を注視されてみてください。つり球、引っ掛け球であった場合、その全てを見分けることはできないものですので、空振りしてやるしかないことも多々あるものです。何度か痛い目に遭って、そうそう振らないようにもなってくるものですが、人それぞれです。値位置と注視すべきとしたところを意識いただいていれば回数を重ねるうちにだんだんと矯正されてくるものですから、慌てないで、じっくり取り組まれてください。
もしくは、
とんでもない暴投であるのに飛びついて当てにいっている。小難しい変化球を当てにいっている。そんなところでしょう。なんらかの指標とかニュースに反応した動き、あるいは何らかの値動き材料待ち状態での上下レンジが続いているのにブレイクを見込んでの買い参入、売り参入など、そうしたこともありますでしょう。大雑把な状況認識(例えば、目に付く高値と高値を結んだ線と目に付く安値と安値を結んだ線、B.Bnadの2σの軌跡でも良いです)作業を行うと、もう少し今の状況を把握できるのではないかと思います。
それから、
例えば、これと決めた移動平均線(20smaでも25emaでも何でも良いです)から価格が大きく離れたのであれば、価格がその移動平均線に、再度、交差するまで売買はお休み、待つということにすれば、暴投に振り回されることはなくなるでしょう。
離れてもいつかは「やっぱり、大好き!」と戻って来るものです。そして、またしばらくすると「やっぱり、さよなら!」と離れて行くものです。「どうしようかな。分からないの」というモジモジ状態ならば、その移動平均線を上に抜けたり下に抜けたりを短期間で繰り返すものです。そういう状態なら「ゆっくりついてな。温めてあげるから」として動きを待っていれば良いのですから。
誰かの顔を思い浮かべながらそのようなくだらない小話を妄想しつつ値動きを眺めるのは、決して、当方だけではありません。と、思います。その妄想をもう少し拡大するのであれば、例えば、価格(彼女)と手をつなぐとして短期の移動平均線の5smaを追加しますと、5smaが手ですから、逃げる価格を追いかけるということになります。「嫌よ。嫌っ!」と放れる(離れる)というのは勢いがあるということです。短期の移動平均線も短期であればあるほど忠実に追いかける手となります。どのような手が好みであるのかはご自分がご存知であるはずですので自由に選択されてください(笑)
妄想めいたお話をしましたのはそれがひとつの目安になるからです。当方もフルレバで入ることもありますが、当然、そんな時は妄想めいたお話など思い浮かべることはありません。妄想できるトレードサイズを試し玉としてみてはいかがでしょうか。
難しいものなのですが、引っ込み思案になってしまう時もあります。ひどい状態になれば建てられないという時も、やっぱり、あると思います。建てられなくなった。専業の方でも起こるものです。経験豊富なプロの方であっても、そういう時はあるのです。
風邪のようなものです。こうした風邪をいただきにくい体質になれば良いのですから、常にプラス計上、順行利益増大を念頭に建てるのではなくて、逆行対策戦術を駆使する場合と順行対策戦術を駆使する場合とで、きっちりと意識を分けてそれぞれを行動とすることが、そうした風邪をいただかない強い体質へとつながっていくものなのです。嘘だと思うのであれば、一度、妄想玉サイズと合わせて、試してみてください。
逆行対策戦術を取り入れた場合とそうでない場合の資金増減線を確認してみてください。右肩下がりであっても、傾き度数が異なっているはずです。逆行対策戦術を駆使できる方は大負けがあるとしてもその数は少ないです。従って、右下がりであってもなだらかな右下がり傾向が伺えます。二番底、三番底が確認できるようなそんな大胆な線ではないです。反転反発を予期できるような右下がり線です。
ご満足いただけるような返事ではなかったかもしれませんが、何かのきっかけになれば幸いです。
遅れましたが「2017年。今年も楽しみましょう!」
以上です。
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