IなりNの小話 相場のそもそも論

「IなりNの小話」「売買領域とInariNと値動き」「線と価格」 各Kindle版。
「InarN Basic_Plus」「InariN SP」 各Metatrader4版。
答え合せができる売買の参考例。

2017年10月16日月曜日

相場のセンス

センスよりもセンサーと解した方が良いかもしれませんよ(笑) まぁーね、たくさんのご本があります。形ある書籍だけではないですけれど。

ファンダメンタル、テクニカル、巷で指摘されるところのそうした知識、及び、それらを正しく理解しての実装に加え、+アルファ、それが相場のセンスだ。

別にベータでもシータでもオメガでも構わないと思いますが(笑) おっしゃりたいのは総合力とも言うべきことなんでしょう。

相場におけるセンスをそのように結論付けされる方もいれば、
「センス? 何ソレ、おいしいの?」
などと、質問される方もいるでしょう。いないか(笑)
面倒なのが苦手なのであれば、
「だったらさ、最初からセンスだけ。それで、いいんじゃね?」
と、つぶやく方もいるでしょう。 



売買において、ファンダメンタルが良くても、テクニカルが良くても、+アルファ(センス)が反応しなければ、売買はしない。或いは、ファンダメンタルが悪くても、テクニカルが悪くても、+アルファ(センス)が反応すれば、売買する。そのように解釈できるんですな。

相場でね、どこの相場でも構いませんけれど、そうしたセンスってものは、感覚なんでしょう。儲けられる感覚を持っているか、どうか。加えて、損失を最小にしてこなす感覚も該当するでしょう。

これを都合の良い時だけに持ち出すのが、巷に溢れている自称含めてのアナリストさんです。嫌いなタイプです(笑) だって、初心者と言いますか、素人受けするタイトルものに多いですから。短時間でとか、これであなたもとか、僅か数分でとか(笑) 良心的なトレーダーさんであれば、ヒミツとか、ちょっと言葉にするのは難しいなとか、でしょう。好きなタイプです(笑)

儲けられないのはセンスがないからだと言えることになるんですよね。つまり、どんなに勉強しても、頭が知識で溢れかえっていても、正しく理解していても、センスがないと儲けられない。センスがないと儲けることは難しい。そのように、堂々と言えることになります。儲けられたとすると、初心者、初級者に対してであれば、それは運が良かったとするんでしょう。そうした背景があるものですから、所謂ところの、手法とか、戦術とか、そうした内容ものが巷に溢れかえるのも当たり前となりますよね。

センスとかメンタルとかがごっちゃに考えられているところが多いので、極端なお話を挟まないと分かってもらえないという土壌があります。これは答えをすぐに欲しいという社会のニーズとやらに合致しているからでもありましょう。気付いてもらいたいのは、そうした社会となるよう意図的に仕組まれてきたというところなんですがね。まぁ、そのお話は、ここではしませんけれど。

大方は若葉マーク向け内容であるのに、手順や順番も考慮されず解説されることが多いので、そうした読者の方々を矢面に立たせる、カモにさせる、迷路や地獄の入り口へと案内するものが大変に多いです。

アナリストと自称するのであれば、そのあなたのおっしゃるセンスとは何かを明確にすべきでしょうし、そのセンスとやらの向上に関しての取り組みごとも併記すべきでしょう。そうでないと、儲けることは難しいんでしょ? 都合の良い時だけ、センスって言うのはおかしいでしょ? インサイダー情報を得られるのであればセンスなんて要らないよね。センスなくても儲けることができるよね。訴えられちゃうかもしれないけど(笑) 実は、センスなんてのも、どうでもいいんじゃないの?

極端なお話から誤解を与えるようなことがあってはならないので、一般的なものにしますけれど、もし、あなたが巷で指摘されるような相場におけるセンスの向上を求めるのであれば、方法はあります。たくさんあります。たくさん過ぎて困るほどあります。ですから、複雑なものではなく、特殊なものでもなく、身近で単純なものから始められてください。その方が理解し易くて役に立つものになります。そうしたなかでも、損失を最小に持っていきやすい考え方のものを選択すべき、と思います。

「攻撃は防御なり」

よく言われることでありますが、これは防御を知っている方が言うべきことであって、防御の仕方も知らない方へ向けて言うべきことではないのです。これは相場においても同じです。上がれば下がるし、下がれば上がるし、買い手は売り手になるし、売り手は買い手になります。永遠と一方向のみ。先のことは分かりませんが、そんなのは、ほぼ、ないのですから。稀に、消失というのがありますけれど(笑)

防御の考え方が分かれば、自立して独学できるはずです。後は、自分の枠(資金額)と相談しながら詰めていけるはずです。防御の仕方や感触も得られないまま場に入るというのはブレーキのついていないクルマをドライブするような危険なものです。

最初から美損を求めてはいけませんよ。微損から、です。美は超越した方のみが追求できるスペシャルものです。微はそうではありません。その気があれば微に入ることは誰にでもできます。極めるのは、簡単ではありませんけれど。

1勝9敗で大勝。相場ではあることです。これは微損の積み重ねがあるからだと、そのようにお考えいただきたい。

+アルファやセンスを否定するわけではないのです。総合力を否定しているのではないのです。要するにですね、防御の何たるかもよく分かっていないとする読者を対象にするのであれば、買った負けたの前に、儲かった儲かるの前に、センスなんてことを後で言う前に、防御の考え方を具体的に書中で示すことが大切、必要だと言いたいのです。だってね、場には数年、数十年と生き残ってきた猛者、玄人、プロが間違いなくいるんですから。

と、まぁ、そのようなことを念頭に記しました。そのつもりです。これでお答えとさせていただきたいのですが、いいですか(笑)

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